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米中貿易協議再開へ 中国商務次官、8月下旬に訪米

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中国商務省は16日、 王受文商務次官が8月下旬に訪米し、 貿易摩擦を巡ってマルパス米財務次官(国際問題担当)と協議すると公表した。 米中の 公式協議は6月初旬に北京で開いて以降、 途絶えている。 両国の 溝は埋まっておらず、 交渉が進展するかどうかは不透明だ。
【北京=原田逸策】中国商務省は16日、王受文商務次官が8月下旬に訪米し、貿易摩擦を巡ってマルパス米財務次官(国際問題担当)と協議すると公表した。米中の公式協議は6月初旬に北京で開いて以降、途絶えている。両国の溝は埋まっておらず、交渉が進展するかどうかは不透明だ。
商務省の発表によると、米国からの要請に応じたという。王氏は商務省で貿易交渉を担当している。米中貿易協議では習近平(シー・ジンピン)国家主席の側近である劉鶴副首相が中国側代表団を率い、王氏は劉氏の下で交渉実務を取り仕切ってきた。
米中は7月6日から340億ドル(約3兆7千億円)分の製品に25%の追加関税をお互いに発動し、8月23日からは160億ドル分の製品への25%の追加関税をかけ合う方針。さらに米国は2千億ドル分の中国製品に25%の関税を上乗せする手続きを進めており、中国も5~25%の追加関税をかける600億ドル分の製品リストを公表済みだ。
中国は米国との交渉が中断したままでは報復関税合戦が止まらず、減速傾向が鮮明になってきた国内景気への打撃も避けられないと判断。協議再開を優先したとみられる。
もっとも交渉の先行きには不透明感が強い。商務省の16日の発表では「中国は単独主義と保護主義に反対し、あらゆる貿易制限措置を受け入れない」と改めて強調するなど、追加関税を正当化するトランプ政権とは根本的に立場が相いれない。中国では交渉態度を二転三転させる米国への不信感も強い。

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