Home Japan Japan — in Japanese 「どこに訴えれば」=米軍機差し止め棄却で-住民ら判決に憤り・嘉手納爆音訴訟

「どこに訴えれば」=米軍機差し止め棄却で-住民ら判決に憤り・嘉手納爆音訴訟

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米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の 周辺住民が、 米軍機の 飛行差し止めなどを求めた「第3次嘉手納爆音訴訟」 の 判決で、 差し止め請求が棄却されたことに、 原告住民からは「また門前払いか」 「残念だ」 など失望の 声が漏れた。 騒音被害を認めながら差し止め請求を退ける司法の
米軍嘉手納基地の周辺住民が米軍機の飛行差し止めなどを求めた第3次嘉手納爆音訴訟の判決後、記者会見する新川秀清原告団長(中央)=23日午後、沖縄県嘉手納町
米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)の周辺住民が、米軍機の飛行差し止めなどを求めた「第3次嘉手納爆音訴訟」の判決で、差し止め請求が棄却されたことに、原告住民からは「また門前払いか」「残念だ」など失望の声が漏れた。騒音被害を認めながら差し止め請求を退ける司法の判断に、「どこに訴えればいいのか」と憤った。 「残念の一語だ」。新川秀清原告団長(80)は23日、判決後の記者会見で肩を落とした。「私たちが願うのは爆音の差し止めだ。静かな夜にはほど遠い」と怒りをあらわにした。 原告の中でも最も騒音の激しい「うるささ指数」(W値)95の北谷町砂辺に住む渡慶次保さん(83)は、騒音による難聴と診断され、「一度耳をやられると元に戻ることはない」と唇をかむ。「当たり前に静かな夜がほしいだけだ。子どもたちに同じ思いをさせないためには、飛行差し止めしかない」と力を込めた。(2017/02/23-18:42)

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