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米労働長官候補が指名辞退 ファストフードチェーン経営の実業家アンディ・パズダー氏 承認見込めず

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【ワシントン=小雲規生】 トランプ米大統領が労働長官に指名したファストフードチェーン経営の 実業家、 アンディ・ パズダー氏(66)は15日、 「指名を辞退する」 と発表し…
【ワシントン=小雲規生】トランプ米大統領が労働長官に指名したファストフードチェーン経営の実業家、アンディ・パズダー氏(66)は15日、「指名を辞退する」と発表した。パズダー氏が不法移民を雇用した問題が明らかになり、上院での承認が見込めないと判断した。トランプ政権下での閣僚承認失敗は初めて。 13日には米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)だったマイケル・フリン氏が就任前にロシアの駐米大使と対露制裁を協議したとして辞任したばかりで、今回の辞退は政権側に痛手となる。 米紙ワシントン・ポストによると、共和党のマコネル上院院内総務はホワイトハウスにパズダー氏が定数100の上院で過半数の賛成を得られないと伝えていた。共和党議員52人のうち7人が承認に慎重姿勢を示しており、議員が閣僚候補に所信を尋ねる公聴会も開けない状況が続いていた。 パズダー氏は不法移民の女性を家政婦として雇っていたことを認めているほか、元妻への家庭内暴力疑惑も浮上。また移民受け入れ拡大を支持していたことが、トランプ政権の政策と食い違うとの指摘も出ていた。さらに最低賃金引き上げに反対する立場は、労働組合を支持基盤とする民主党から反発を受けている。 トランプ氏が指名した閣僚候補15人のうち、これまでに承認されたのは9人。賛成50、反対50となった末、上院議長を兼ねるペンス副大統領の決裁で承認されたデボス教育長官をはじめ、僅差での承認が続いている。

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