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米国防長官 NATO加盟国に負担増額要求

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アメリカの マティス国防長官はベルギーで開かれているNATO=北大西洋条約機構の 国防相会議に初めて出席し、 NATOの 同盟関係を重視する姿勢を強…
アメリカのマティス国防長官はベルギーで開かれているNATO=北大西洋条約機構の国防相会議に初めて出席し、NATOの同盟関係を重視する姿勢を強調する一方、各国が応分の負担をしていないとするトランプ大統領の主張も踏まえ、加盟国に防衛費の増額に向けた具体的な取り組みを示すよう強く求めました。 ベルギーの首都ブリュッセルにあるNATO本部で15日、国防相会議が開かれ、アメリカのマティス国防長官が初めて出席しました。 マティス長官はNATOのストルテンベルグ事務総長と並んで声明を読み上げ、「この同盟は根本的な基盤だ」と述べて、トランプ政権としてもNATOの同盟関係を重視する姿勢を強調しました。 一方でマティス長官は、加盟する28か国が3年前にそれぞれ防衛費をGDPの2%に引きあげると合意したにもかかわらず、アメリカを含め5か国しか達成していないと指摘し、「アメリカの納税者はこれ以上、不均衡な負担を負うことは出来ない」と述べました。 そのうえで「アメリカの同盟への関与が抑えられることを見たくなければ各国は資金的な支援を示す必要がある。現状のままということがあってはならない」と述べ、加盟国に年内に防衛費の増額に向けた具体的な取り組みを示すよう強く求めました。 NATOをめぐってトランプ大統領は各国が応分の負担をしていないと繰り返し不満を表明していて、マティス長官はその意向も踏まえて迅速な対応をとるよう迫ったかたちです。

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