去年、 SNS=ソーシャル・ ネットワーキング・ サービスの 利用がきっかけで犯罪の 被害にあった子どもは全国で1800人余りと、 …
去年、SNS=ソーシャル・ネットワーキング・サービスの利用がきっかけで犯罪の被害にあった子どもは全国で1800人余りと、これまでで最も多くなったことがわかりました。 警察庁によりますと、SNSの利用がきっかけで犯罪の被害にあった18歳未満の子どもは、去年、全国で1813人と、統計を取り始めた平成20年以降、最も多くなりました。 15歳から17歳までが全体の7割近くに上り、罪名別では、青少年保護育成条例違反が702人、児童ポルノが570人、児童買春が447人などと、性的な犯罪が大部分を占めています。 種類別では、「ツイッター」が695人と最も多く、おととしの1.5倍に上ったほか、「ひま部」が181人、「LINE」が105人などでした。 また、SNSで容疑者と会った理由については、「金品目的」が435人と最も多かった一方、「優しかった、相談にのってくれた」が336人でした。 警察庁によりますと、容疑者に脅されるなどして自分の裸の画像などを送る被害が増加しているということで、警察庁はSNSの運営会社と連携して情報共有を進めるとともに、一部のサイトへの接続を制限するフィルタリング機能の活用を呼びかけるなどして子どもを守る取り組みに力を入れていくことにしています。