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イラン核合意の支持で一致

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【北京・ 河津啓介、 ベルリン中西啓介】 ドイツの メルケル首相が24日、 中国への 2日間の 公式訪問を開始し、 北京の 人民大会堂で中国の 李克強首相と会談した。 双方は自由貿易の 推進やイラン核合意の 支持で一致し、 トランプ米政権を意識して協調関係を確認した。
【北京・河津啓介、ベルリン中西啓介】ドイツのメルケル首相が24日、中国への2日間の公式訪問を開始し、北京の人民大会堂で中国の李克強首相と会談した。双方は自由貿易の推進やイラン核合意の支持で一致し、トランプ米政権を意識して協調関係を確認した。
独政府によると、メルケル氏は李氏との会談後の記者会見で、米国が離脱を表明したイラン核合意について中独が共に合意の維持を目指す考えを強調した。朝鮮半島情勢でも意見を交わし、李氏は「対話による解決」を主張して米朝首脳会談の開催を支持し、メルケル氏は非核化の実現に期待を示した。
メルケル氏は会談で、中国の人権問題にも言及。ドイツ政府は、中国の民主活動家で昨年7月に死去したノーベル平和賞受賞者の劉暁波氏の妻、劉霞さんの出国を認めるよう中国側に働きかけている。
李氏は記者会見で、劉霞さんに関する質問に「中国憲法は人権擁護を定めている。個別事案は相互尊重と対等な基盤において話し合いたい」と述べた。内政干渉と反発せず、ドイツに対し一定の配慮を示した格好だ。
メルケル氏は習近平国家主席とも会談した。訪中は首相就任後11回目となり、3月の再選後は初。25日は南部の深セン市を視察する。

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