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オウム 捜査指揮の元検察幹部「捜査官にも教訓」

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オウム真理教の 元代表の 麻原彰晃、 本名 松本智津夫死刑囚ら7人に死刑が執行されたことについて当時の 捜査を指揮した検察庁の 幹…
オウム真理教の元代表の麻原彰晃、本名 松本智津夫死刑囚ら7人に死刑が執行されたことについて当時の捜査を指揮した検察庁の幹部は、「捜査官の間でも教訓にすべきことがある」と指摘しています。 東京地方検察庁の捜査幹部として地下鉄サリン事件などの捜査を指揮した神垣清水弁護士は松本死刑囚をはじめとする教団幹部の当時の取り調べでの様子について「捜査を宗教弾圧と位置づけ、有利不利を問わず取調官にしゃべると地獄に落ちるとして黙秘していた」と振り返りました。 そのうえで、「検事は『君たちのやったことは非常識なんだよ、君たちの世界、グルの世界では常識でも外から見れば単なる犯罪だ』と説き続けた。彼らはもともとは高学歴で理解はあるが、松本死刑囚の教義によって感覚が薄れ、罪悪感が無くなっていたことが問題だった」と指摘しました。 また、当時の捜査の課題として各地の警察や地検の間で情報共有や情報の整理がほとんど行われていなかった点を挙げ「早期に教団の全体像をつかむのが遅れた理由の1つになった」と振り返りました。 そのうえで「現代社会ではもう二度とこのような事件は起きないだろうという危機感の低下がある。国民だけでなく、捜査官の間でも事件が風化しないようどう取り組んでいくかが教訓だと思う」と述べました。

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