【ソウル時事】韓国の朴槿恵大統領の親友、崔順実被告の国政介入事件で、特別検察官チームは１７日、朴政権に批判的な文化芸能関係者のブラックリストが作成されていた疑惑に絡み、趙允旋・文化体育観光相（元大統領府政務首席秘書官）と金淇春・元大統領秘書室長を呼び、職権乱用などの容疑で聴取を始めた。 ソウル市内の特別検察官事務所に出頭した趙・文化相は「捜査に誠実に応じる」と述べた。金・元室長は記者団の質問に何も答えなかった。 朴政権は２０１４～１５年ごろ、政権に批判的な文化芸能関係者を政府支援プロジェクトの対象から排除するため、リストを作成し、利用していたとみられている。特別検察官チームは、趙・文化相や金・元秘書室長がリストの作成や利用に関わっていた疑いがあるとみて取り調べるとともに、朴大統領や崔被告の関与についても追及する。 趙・文化相は、１８年の平昌冬季五輪も担当しており、立件されれば、準備に影響が出るのは避けられない。（2017/01/17-10:22）
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