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野球賭博:組関係者を逮捕へ…「中胴元」で関与か

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NewsHubプロ野球・巨人の選手らによる野球賭博事件で、警視庁組織犯罪対策4課は、指定暴力団山口組系暴力団に関係する男が賭博に関与した疑いが強まったとして、賭博開張図利容疑で近く逮捕する方針を固めた。同課は賭博が暴力団の資金源になっていたとみて、更に捜査を進める。
捜査関係者によると、男は横浜市内に拠点を置く山口組系暴力団の関係者とみられる。男は巨人選手の知人の大学院生の男(41)=賭博開張図利罪で有罪判決が確定=のルートで賭博に関与したとみられ、チーム間の戦力を調整する「ハンデ」などの情報を提供する一方、賭け金の一部を徴収していた疑いが持たれている。
賭博には巨人の笠原将生元選手(26)=賭博開張図利ほう助罪などで有罪判決が確定=ら複数の客が参加。同課は客の証言を積み重ねるなどして、男が関与した疑いが強いと判断した模様だ。
これまでの捜査で、賭博を主催する胴元には大、中、小の階級があることが判明。同課は大学院生は「小胴元」で、男はより上位の「中胴元」として賭博に関与していたとみている。
事件を巡っては、同課は大学院生ルートの他、飲食店元経営者の男(38)ルートでも捜査。元経営者のルートでは、元経営者や「中胴元」の山口組系組幹部の男(43)らを賭博開張図利容疑で逮捕し、いずれも有罪判決が確定した。
客だった巨人の3選手は賭博罪で罰金刑となり、笠原元選手とともに契約解除になった。【宮崎隆、黒川晋史】

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