Home Japan Japan — in Japanese 弾道ミサイル、日本海に1発…米中会談けん制か

弾道ミサイル、日本海に1発…米中会談けん制か

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【ソウル米村耕一、 ワシントン会川晴之】 韓国軍合同参謀本部によると、 北朝鮮は韓国時間の 5日午前6時42分(日本時間同)、 東部咸鏡南道(ハムギョンナムド)新浦(シンポ)付近の 陸上から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射した。 韓国軍は飛距離は約60キロで到達高度は189キロと見ており、 発射が成功したかは分析中としている。 米太平洋軍は新型中距離弾道ミサイル「KN15」 と推定している。
【ソウル米村耕一、ワシントン会川晴之】韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は韓国時間の5日午前6時42分(日本時間同)、東部咸鏡南道(ハムギョンナムド)新浦(シンポ)付近の陸上から日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射した。韓国軍は飛距離は約60キロで到達高度は189キロと見ており、発射が成功したかは分析中としている。米太平洋軍は新型中距離弾道ミサイル「KN15」と推定している。
北朝鮮は2月にも「北極星2号」と呼ぶ潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)技術を適用した固体燃料式の新型中距離弾道ミサイルを発射。聯合ニュースによると米韓軍は「北極星2号」に「KN15」というコードネームを付けている。2月の発射時の飛距離は約500キロだった。
今回のミサイル発射は6~7日に米国で開かれる米中首脳会談直前のタイミングだった。会談では北朝鮮の核・ミサイル問題が主要議題の一つとなることは確実で、北朝鮮が会談を念頭にけん制する意図で発射した可能性もある。
新型ミサイルの開発には複数回の発射実験が必要で、そうした技術面の要求による背景もあったとみられる。新技術を使った「KN15」の進展は、発射実験が確認されていない新型長距離弾道ミサイル「KN08」や「KN14」の開発加速、あるいはさらなる新型ミサイルの開発につながりかねないため、米国などは強く警戒している。
韓国政府は午前8時半から国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、対応を協議した。また韓国軍合同参謀本部は「さらなる挑発の動きを注視し、万全の態勢を取っている」とコメントした。
ティラーソン米国務長官は、北朝鮮の中距離弾道ミサイル発射について「米国は北朝鮮の問題について、これまで何度も指摘してきた。それ以上のコメントはない」との声明を発表した。核・弾道ミサイル実験の中止を強く求めてきたことを指していると見られる。トランプ政権は北朝鮮政策の見直しを進めており、ホワイトハウス高官は4日、改めて「すべての選択肢がテーブルにある」と述べ、北朝鮮を強くけん制した。

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