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世界74カ国でランサムウェア攻撃、病院や銀行などに被害

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UPDATE世界規模の ランサムウェア攻撃によって、 7万台以上の コンピュータが被害に遭っている。
UPDATE 世界規模のランサムウェア攻撃によって、7万台以上のコンピュータが被害に遭っている。
銀行、電話会社、そして病院がこのグローバルなハッキング攻撃に巻き込まれている。マルウェアによってコンピュータへのアクセスを制限され、解除の条件として大金が要求されているのだ。
今回の攻撃は中国、ロシア、スペイン、イタリア、ベトナムなどの多数のコンピュータに対して行われているが、イングランドの病院では端末の利用が制限され、実際に人命が危険に晒されているめ、とりわけ多くの注目を集めている。
世界各国にわたる組織的な攻撃を受けて、英国で公共医療を提供する国民保健サービス(NHS)関連病院の情報システムに障害が発生した。 East and North Hertfordshire NHS Trust病院はこの攻撃の直後にウェブサイトを更新し、「現在、ITと電話回線が大きな問題を抱えている」ことを訪問者に伝えている。
NHSは声明の中で「調査は初期段階だが、マルウェアの亜種はWanna Decryptorだと確信している」と述べている。
同日、セキュリティソフトウェア企業のAvastは「WannaCry」とも呼ばれるランサムウェア、「WanaCrypt0r 2.0」の攻撃を最大で5万2000回検知した。 Avast Threat Labのチームを率いるJakub Kroustek氏によると、この新しいマルウェアはロシア、ウクライナ、および台湾を主な標的としているという。
このマルウェアは現時点で 74カ国に拡散している 。専門家はMalware Techブログの追跡ページでこのランサムウェアによる影響を受けたコンピュータが 7万台以上に達する ことを明らかにした。
今回のランサムウェアはMicrosoftの古いシステムの脆弱性をついている。 Microsoftは3月にこの脆弱性を 修正していた が、セキュリティ会社のFoursysのAndy Wool氏によると、NHS関連病院の大半のコンピュータは今でも「Windows XP」を利用しているという。今回のエクスプロイトを初めて発見したのは米国家安全保障局(NSA)であり、NSAのハッキングツールはShadow Brokersと呼ばれるグループにより 流出していた 。
この記事は海外CBS Interactive発の 記事 を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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