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全部隊が帰国 「駆け付け警護」行わず

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南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣されていた陸上自衛隊施設部隊の うち、 最後まで現地に残っていた第11次隊の 田中仁朗(よしろう)隊長ら約40人が27日、 帰国した。 羽田空港を経由し、 昼ごろに青森空港に到着する。 2012年1月の 活動開始後、 現地の 治安情勢が悪化したり、 安全保障関連法の 施行に伴い「駆け付け警護」 など新任務が付与されたりしたが、 一人の 犠牲者も出すことなく、 全隊員の 帰国が完了した。
南スーダン国連平和維持活動(PKO)に派遣されていた陸上自衛隊施設部隊のうち、最後まで現地に残っていた第11次隊の田中仁朗(よしろう)隊長ら約40人が27日、帰国した。羽田空港を経由し、昼ごろに青森空港に到着する。2012年1月の活動開始後、現地の治安情勢が悪化したり、安全保障関連法の施行に伴い「駆け付け警護」など新任務が付与されたりしたが、一人の犠牲者も出すことなく、全隊員の帰国が完了した。
11次隊は第9師団(青森市)を中心とした約350人で、このうち約310人は4月17日から3回に分けて帰国した。最後まで現地で撤収作業を担当した残る約40人も、25日に南スーダンの首都ジュバを出発。青森空港では同僚らの出迎えを受ける。
陸自施設部隊は南スーダンで主に道路補修などのインフラ整備を担当した。13年12月に政府軍と反政府勢力による内戦が始まってからは、国連の避難民保護施設などの整備にも当たった。11次隊に指揮権が移った昨年12月からは、国連職員らが暴徒などに襲われた場合に救援に赴く「駆け付け警護」の任務などが付与されたが、実施されることはなかった。
安倍晋三首相は今年3月、「国造りが新たな段階を迎えた」として部隊の撤収を決めたが、現地では今も各地で内戦が続いており、大量の避難民が食糧不足などに苦しんでいる。【前谷宏】

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