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中東和平推進促す=米大統領、イスラエル訪問

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【エルサレム時事】 中東・ 欧州歴訪中の トランプ米大統領は22日、 2番目の 訪問国イスラエルに到着した。 トランプ氏はテルアビブ郊外の 空港での 歓迎式典で「この 地域に安定と平和をもたらすまたとない機会だ」 と訴えた。 「究極の 取引」 と位置付ける中東和平交渉の 推進に意欲を示
【エルサレム時事】中東・欧州歴訪中のトランプ米大統領は22日、2番目の訪問国イスラエルに到着した。トランプ氏はテルアビブ郊外の空港での歓迎式典で「この地域に安定と平和をもたらすまたとない機会だ」と訴えた。「究極の取引」と位置付ける中東和平交渉の推進に意欲を示し、イスラエルとパレスチナの取り組みを促した。 イスラエルのネタニヤフ首相は式典で「中東への初外遊が歴史的な転換点になり、和解と平和の道となるよう望む」と応じた。 トランプ氏は滞在中、イスラエル、パレスチナ双方の首脳と会談し、2014年4月以降中断している交渉の再開に向けた仲介を目指す。パレスチナ国家樹立を認める「2国家共存」の和平策に固執しない態度を取っており、今回の訪問で交渉再開に道筋をつけられるかが最大の焦点となる。 トランプ氏はエルサレムでリブリン大統領と会談後、記者団に「イスラエルとの不朽の友情を再確認するために来た」と強調。ただ、トランプ氏がイスラエルから提供された機密情報をロシアのラブロフ外相に漏らしたとの疑惑が浮上しており、情報分野で緊密に協力してきた両国の今後の関係に影を落とすことも考えられる。 エルサレムでは旧市街で、イエス・キリストの墓があるとされる場所に建つ聖墳墓教会と、ユダヤ教の聖地「嘆きの壁」を訪問。その後のネタニヤフ首相との会談では、イスラエルが首都と主張するエルサレムへの米大使館移転が話し合われ、トランプ氏が公約してきた移転について何らかの見解を示す可能性もある。 トランプ氏は、イスラエルと国交のないサウジアラビアから大統領専用機で直行する異例の航路を取った。中東和平推進でアラブ諸国との連携を目指す意欲を示したとみられている。 23日には、キリスト生誕地とされるヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ベツレヘムで、アッバス自治政府議長と会談。エルサレムへ戻り、イスラエル博物館で演説する予定だ。(2017/05/22-22: 50) 関連ニュース
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