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創業者が取締役退任=会社側提案を承認-ロッテHD株主総会

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ロッテホールディングス(HD)の 定時株主総会が24日、 東京都内で開かれ、 94歳と高齢になった創業者の 重光武雄名誉会長を取締役として再任しないことを含む会社側提案が承認された。 日韓にまたがる巨大グループを一代で築き上げた武雄氏は、 経営の 一線から退くことになる。
ロッテホールディングス(HD)の定時株主総会が24日、東京都内で開かれ、94歳と高齢になった創業者の重光武雄名誉会長を取締役として再任しないことを含む会社側提案が承認された。日韓にまたがる巨大グループを一代で築き上げた武雄氏は、経営の一線から退くことになる。名誉会長の肩書はそのまま残る。 総会では、これまで9人いた取締役のうち武雄氏を除く8人を再任する議案や、武雄氏に1786万8800円を上限とする退職金を支給する議案などが承認された。 武雄氏の次男の昭夫氏は、韓国検察当局によって朴槿恵前大統領らへの贈賄の罪で在宅起訴されたが、引き続きHD副会長にとどまり、武雄氏の後継者としてグループ全体の経営のかじを取る。 武雄氏は1948年、東京でチューインガムの製造販売を手掛けるロッテを設立し、大手菓子メーカーに育成。また60年代には母国の韓国にも進出し、観光から石油化学、金融までを幅広く手がけるロッテ財閥を築き上げた。ロッテHDでは2009年に社長から会長となり、15年7月に代表権のない名誉会長に就任していた。 一方、グループの経営権をめぐって昭夫氏と対立している武雄氏の長男で前副会長の宏之氏は、自身や武雄氏らを取締役に選任するよう求める株主提案を行ったが、否決された。宏之氏は総会後、記者団に「創業者の意に反する退任について、何ら説明がなかった」と会社側の対応を批判した。(2017/06/24-12: 02)
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