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大規模緩和「粘り強く」=現行政策を維持-黒田日銀総裁

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日銀は23日、 金融政策決定会合を開き、 長短金利操作を柱とする現在の 大規模緩和策の 維持を決めた。 黒田東彦総裁は記者会見で、 2%物価目標について「なお距離がある」 と指摘。 達成に向け「(大規模緩和を)粘り強く続ける」 と述べた。 日銀は、 大規模緩和の 一環として国債を買い入れ、 市場に大量の 資金を供給している。 今月上旬、 満期まで10年を超える国債の 購入を減らしたことをきっかけに日銀が金融緩和を修正するの ではないかとの 思惑が市場で広がり、 1ドル=110円台まで円高が進んだ。 黒田総裁は、 国債購入減額はあくま
日銀は23日、金融政策決定会合を開き、長短金利操作を柱とする現在の大規模緩和策の維持を決めた。黒田東彦総裁は記者会見で、2%物価目標について「なお距離がある」と指摘。達成に向け「(大規模緩和を)粘り強く続ける」と述べた。 日銀は、大規模緩和の一環として国債を買い入れ、市場に大量の資金を供給している。今月上旬、満期まで10年を超える国債の購入を減らしたことをきっかけに日銀が金融緩和を修正するのではないかとの思惑が市場で広がり、1ドル=110円台まで円高が進んだ。 黒田総裁は、国債購入減額はあくまで市場の需給要因によるものだと説明。「(減額が)先行きの金融政策スタンスを示すことはない」と訴え、市場の見方を否定した。 脱デフレを掲げる政府と日銀が2%目標を柱とする政策協定を締結して5年を迎えたことについては、「日銀として最大限の金融緩和を続けてきた」と振り返った。その上で、「2%目標、(政策協定を盛り込んだ)共同声明ともに変更の必要はない」と強調した。(2018/01/23-18:43)
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