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日本、合意履行求める 「未来志向」で一致

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【バンクーバー山本太一】 河野太郎外相と韓国の 康京和(カン・ ギョンファ)外相が16日午前(日本時間17日未明)、 訪問先の カナダ・ バンクーバーで会談した。 韓国が9日に慰安婦問題に関する日韓合意を批判する姿勢を示し、 日本に謝罪を求めて以降、 日韓外相会談は初めて。 康氏は改めて合意に対する政権の 立場を説明し、 河野氏は合意の 履行を求めた。 一方、 両氏は未来志向の 両国関係を目指すことで一致した。
【バンクーバー山本太一】河野太郎外相と韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相が16日午前(日本時間17日未明)、訪問先のカナダ・バンクーバーで会談した。韓国が9日に慰安婦問題に関する日韓合意を批判する姿勢を示し、日本に謝罪を求めて以降、日韓外相会談は初めて。康氏は改めて合意に対する政権の立場を説明し、河野氏は合意の履行を求めた。一方、両氏は未来志向の両国関係を目指すことで一致した。
外務省によると、河野氏は「合意で『最終的で不可逆的な』解決をしたのにもかかわらず、さらなる措置を求めることは全く受け入れられず、協議には応じられない」と述べ、合意の着実な履行を強く促した。両氏は日韓間に困難な問題があることを認識しつつ、「適切にマネジメントし、日韓関係を未来志向で前に進めていくよう協力する」ことを確認した。
康氏は9日、合意では元慰安婦らの意思が反映されず、「真摯(しんし)な解決にはならない」と批判。合意の再交渉や破棄は求めなかったが、日本に自発的な謝罪を要請した。合意に基づき日本政府が拠出した10億円について韓国政府の予算で同額を用意する考えも明かした。文在寅(ムン・ジェイン)大統領も10日、「間違った結び目はほどかなければならない」と合意に強い不満を示した。
また、北朝鮮の核開発を巡っては、両外相は会談で「北朝鮮から非核化に向けた意思や行動を引き出すため、圧力を最大限高める」ことで改めて一致。日韓や日米韓で連携して対応する考えを確認した。
さらに、康氏は平昌(ピョンチャン)冬季五輪への安倍晋三首相の出席を求め、河野氏は国会日程などを考慮して検討すると答えた。

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