9条改正条文案 意見集約目指すも…:自民党は15日、 憲法改正推進本部の 会合を開き、 憲法9条改正の 条文案について、 2項を維持したうえで、 「自衛隊を明記」 する案での 集約を目指したが、 石破元幹事長らの 反対で、 一任は見送られた。 …
自民党は15日、憲法改正推進本部の会合を開き、憲法9条改正の条文案について、2項を維持したうえで、「自衛隊を明記」する案での集約を目指したが、石破元幹事長らの反対で、一任は見送られた。 会合では、憲法9条の改正条文案について、戦力の不保持などを定めた2項を維持する場合と、削除する場合で、あわせて7つの条文案が提示され、議論が行われた。 この中で細田本部長らは、安倍首相の主張に沿い、2項を維持したうえで、「必要最小限度の実力組織として、内閣総理大臣を最高の指揮監督者とする自衛隊を保持する」と書き込む案での意見集約を図った。 しかし、2項を削除しないと、自衛隊との整合性がつかないとする石破元幹事長らが、議論が尽くされていないと主張し、3時間近くの議論の末、一任は見送られた。 石破元幹事長は「ここで議論を尽くしたと、みんなが判断すれば、一任を取りつけてもいいが、とてもそういう状況ではないし、そう思った人はいない」と述べた。 推進本部は、25日の党大会までに、あらためて全体会合を開き、意見集約を図る考え。
