Home Japan Japan — in Japanese 【日本ダービー】波乱の主役は共同通信杯10着を糧に京都新聞杯制したステイフーリッシュ!

【日本ダービー】波乱の主役は共同通信杯10着を糧に京都新聞杯制したステイフーリッシュ!

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【日本ダービー(日曜=27日、 東京芝2400メートル)dodo馬券】 競馬の 祭典・ 第85回日本ダービーが刻一刻と迫っている。 4戦無敗の ダノンプレミアムが挫石明け、 ワグネリ…
【日本ダービー(日曜=27日、東京芝2400メートル)dodo馬券】競馬の祭典・第85回日本ダービーが刻一刻と迫っている。4戦無敗のダノンプレミアムが挫石明け、ワグネリアンが1番人気の皐月賞を7着に敗れたことで牡馬クラシック2冠目も順風満帆とはいかない? 穴馬追求の当欄は“ダービー最終便”とも言われる京都新聞杯を制したステイフーリッシュに◎。減点対象の共同通信杯10着の敗因を改めて検証するとともに同馬の資質、陣営の期待度を加味すると、ダービーでの大いなる可能性が見えてきた。 京都新聞杯のメンバーがやや小粒だったこと、中2週というローテーションなどの懸念材料で、本番では穴馬の域を出ないステイフーリッシュ。とりわけ12キロと大きく馬体を減らした共同通信杯で10着に大敗したことが印象を悪くする。同じ東京競馬場への遠征でタイトなレース間隔…同じ轍を踏むのでは、との不安を感じるのも当然のことかもしれない。 実際、京都新聞杯に挑む前に矢作調教師は「どこまで回復した体と気持ちでレースに臨めるか」と課題を挙げ、レース後は「想像以上だった」と内容を表現した。しかし、この〝想像以上〟という同師の言葉を“自信はなかったのに思った以上の能力を発揮して驚いた”と解釈しては、同馬の真の実力を見誤ってしまう。 レース翌週、矢作調教師は改めてこう話した。 「もちろん強い競馬をしてくれた、との評価だけど、あそこまで楽に前の位置につけられるとは思っていなかったし、想像以上に体も回復していた。それに目一杯の競馬ではなかったからね。あのままのテンション、馬体でダービーに行ければ楽しみも出てくる」 発言の真意が前向きなものであることを説明してくれた。鞍上の藤岡佑がレース後に「長く脚を使ってくれたし、抜け出してからも余裕があった」とコメントしたように、体調さえ整えばダービーステージがマイナスになるはずはない。 では、共同通信杯時の状態は、どうだったのか? 当時のことを岡助手が述懐する。 「あのころは扱う人も、馬も硬くなっていたのかもしれません。新馬戦で強い勝ち方をしてくれて、続くGIでも強い競馬の3着と高い能力を示してくれた。なのに共同通信杯の前は体が寂しく映って、なかなか体調が上がらない感じ。それでも走ってくれないかと期待をかけてしまう部分もあって…。その中で(中谷)雄太さんが大事に乗ってくれたことが、前走につながった気もしています」 敗因を分析しつつ、こう付け加えた。「だから、放牧から帰ってからは攻め過ぎないような調整を心掛けました。折り合いや精神状態も含めて、実力をしっかりと発揮してくれたのが前走だったように思います」 敗戦を糧に、陣営はその対策を講じて一発回答を導き出した。これがダービートレーナー&スタッフ(2012年ディープブリランテ)の底力なのだろう。その勢いで京都新聞杯の走りを大一番でも再現できれば、波乱の主役になるかもしれない。

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