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オウム真理教7人の死刑執行、「顔写真にシールを貼る」テレビの演出が物議醸す

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麻原彰晃(本名 : 松本智津夫)死刑囚ら7人の 死刑執行が次々と報じられた
7月6日、オウム真理教元代表・麻原彰晃(松本智津夫)死刑囚ら7人の死刑が執行された。この日の朝、テレビや新聞などメディア各社は一斉に臨時ニュースを伝えたが、執行状況をリアルタイムで伝える番組の演出などについて、ネット上で疑問の声が上がっている。
朝日新聞デジタル によると、キー局で最初に死刑執行のニュースを報じたのは日本テレビ。情報番組『スッキリ』が放送されていた午前8時41分、速報テロップを流し「松本死刑囚ら死刑執行手続きを始めた」と報じた。つづけてNHKや他のキー局も執行の情報を伝え始め、一斉に臨時ニュース番組に切り替わった。
松本死刑囚の他に6人の死刑囚が執行予定と判明すると、テレビ各局は取材で得た情報をリアルタイムで逐一報道。 NHKは、「オウム真理教の早川紀代秀死刑囚 松本智津夫死刑囚に続き死刑執行」など、情報が入るたびに速報テロップを表示した。
こうしたセンセーショナルな報道に対し、Twitter上では違和感を訴える声や、批判的なコメントが書き込まれた。
特に疑問を呈する声が相次いだのが、フジテレビの臨時ニュース番組内での演出だ。死刑囚の顔写真が並んだパネルを使用し、執行の情報が入ると、写真に「執行」と書かれたシールを次々と貼っていった。この動画は Yahoo!ニュース でも公開されている。
HuffPost Japan
フジテレビで放送された臨時ニュースの様子
オウム真理教事件で死刑が執行されるのは今回が初めてで、同日に7人同時に行われるという、極めて異例なものだった。社会を震撼させる大事件だけに、多くの人が関心を集めるニュースだ。 Yahoo!のリアルタイム検索やTwitterでも、一連のワードが上位を占めた。
一方でこうした演出手法に対しては、「死刑はショーではない」「先進国の報道機関がやることではない」など、報道のあり方を問う声が寄せられた。

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