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西日本豪雨、死者159人に 首相が被災地視察

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西日本を襲った記録的豪雨の 被災地では11日、 行方不明者の 捜索やインフラの 復旧作業が続いた。 死者は同日午前までに12府県で計159人に上り、 なお50人超の 安否が不明だ。 幹線道路の 通行止めが続いているほか、 25万戸超…
西日本を襲った記録的豪雨の被災地では11日、行方不明者の捜索やインフラの復旧作業が続いた。死者は同日午前までに12府県で計159人に上り、なお50人超の安否が不明だ。幹線道路の通行止めが続いているほか、25万戸超で断水が起きている。安倍晋三首相は11日、岡山県を訪問し、被災状況などを視察した。
豪雨の影響で泥に埋まった車や漂流物が散乱する真備町地区(11日午前、岡山県倉敷市)
これまでに死亡が確認されたのは広島県58人、岡山県56人、愛媛県26人。ほかに広島県などで多くの人が安否不明となっている。
広島県福山市では11日朝、山間部のため池でひび割れが見つかり、同市は決壊の恐れがあるとして周辺地区の25世帯に避難指示を出した。
総務省消防庁の11日朝の集計によると、全壊や床下浸水などの住宅被害は31道府県で計2万2184棟。10日夕方時点で386の避難所に約8000人が身を寄せた。被災地では11日も気温の上昇が見込まれ、避難者の健康の確保が課題になっている。
高速道路は土砂の流入などにより11日朝の時点で8路線8区間が通行止め。鉄道も貨物を含む11事業者28路線で運休が続いた。水道は10日午後8時時点で計25万5237戸が断水し、復旧が遅れている。
安倍首相は自衛隊のヘリコプターから、堤防の決壊で大規模に冠水した倉敷市の真備町地区や、浸水が原因で爆発事故を起こした総社市のアルミ工場などを視察した。被害状況を見て回り、今後の支援や復旧に生かす。
今回の災害で首相が被災地を視察するのは初めて。首相は豪雨災害への対応に専念するため、11日から予定していた欧州と中東への訪問を中止した。今後は広島県や愛媛県などの視察も予定している。

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