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熱中症で搬送 先週だけで約1万人 被災地は2倍以上

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先週1週間に熱中症で病院に搬送された人は、 全国でおよそ1万人に上り、 この うち12人が死亡したことが総務省消防庁の まとめで…
先週1週間に熱中症で病院に搬送された人は、全国でおよそ1万人に上り、このうち12人が死亡したことが総務省消防庁のまとめでわかりました。特に西日本豪雨の被災地を含む広島県と岡山県では去年の同じ時期に比べて2倍以上に増えていて、熱中症に厳重な警戒が必要です。 総務省消防庁によりますと、今月9日から15日までの1週間に熱中症で病院に搬送された人は9956人に上り、前の週の3.7倍に急増しました。去年の同じ時期に比べても1.3倍に増えています。 都道府県別では、大阪府が752人と最も多く、次いで東京都が704人、愛知県が687人、兵庫県が576人などと西日本と東日本で多くなっています。 症状の程度は、死亡した人が12人に上ったほか、入院が必要な人が3310人で、このうち3週間以上の入院が必要な重症は189人、軽症が6569人でした。 年齢別では、65歳以上の高齢者が4593人と全体の半数近くを占めたほか、18歳以上から65歳未満が3731人、乳幼児を含む18歳未満が1632人でした。 また、西日本を中心とした豪雨の被災地を含む県では、岡山県が353人、広島県が315人といずれも去年の同じ時期に比べて2倍以上となったほか、愛媛県も145人と1.5倍に増えています。 総務省消防庁は、先週は特に週末を中心に気温が上がり、連日の猛暑日となったことから、搬送された人が急増したと見ています。 総務省消防庁は、部屋の温度をこまめにチェックして冷房を適切に使うほか、のどが渇いていなくてもこまめに水分をとるなど、熱中症に厳重に警戒するよう呼びかけています。 そしてめまいや立ちくらみ、手足のしびれなど、熱中症の症状が確認された場合は涼しい場所へ移動し、保冷剤で体を冷やすなどの応急手当を行ったうえで、症状が改善されず、受け答えがおかしいなどの意識障害やけいれんなどの重い症状がみられた場合は、ためらわずに救急車を呼ぶよう呼びかけています。

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