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稀勢の里 復活の兆しも真価問われる来場所

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横綱 稀勢の 里は進退をかけて出場した今場所を横綱と大関を破るなどして10勝5敗と2桁勝利で終えました。
横綱 稀勢の里は進退をかけて出場した今場所を横綱と大関を破るなどして10勝5敗と2桁勝利で終えました。 稀勢の里は、去年の春場所で左の胸や腕などをけがして以降、その年の夏場所から全休や途中休場を繰り返して8場所連続で休場し進退を懸けて今場所に出場しました。 序盤戦の大きな節目となったのが2日目の小結 貴景勝との一番でした。稀勢の里は相手にいなされて体が泳ぎ土俵際に追い込まれますが、右足だけで踏みとどまり粘って白星をつかみました。 長期間の休場明け、さらに稽古場とは違う本場所の土俵でどこまで相撲が取れるのか心配されましたが、この逆転勝ちの一番で勢いに乗り、稀勢の里は、序盤戦をこれ以上ない形の5連勝で乗り切りました。 しかし、稀勢の里は6日目の平幕 千代大龍との一番で初黒星を喫すると中盤戦以降は、負けては勝つを繰り返しました。 それでも9日目には、幕内屈指の怪力の大関 栃ノ心に差し手争いを制して圧倒すると、得意の左からの攻めが徐々に戻り始めます。 14日目には、横綱 鶴竜に得意の左を差して粘り強い相撲で白星をつかみました。 稀勢の里は、白星、黒星にかかわらず土俵際での踏ん張りを見せるなど、これまでの淡泊な相撲が減りました。 場所前には長期間の休場明けに加えて稽古で力のない相撲が見られるなどした稀勢の里に対し「多くの白星を望めない」という声も聞かれましたが、横綱と大関を破っての2桁の勝ち星で10勝5敗で終えました。

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