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首席補佐官、歴代最短で交代=混乱収拾は見通せず-米大統領

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【ワシントン時事】 トランプ米大統領の スタッフの トップに立つプリーバス大統領首席補佐官が事実上更迭された。 米メディアによれば、 在職期間は約190日間で歴代最短だ。 大統領としては要の ポストを入れ替えて政権運営を仕切り直す狙いがあるようだが、 混乱収拾は見通せない。
【ワシントン時事】トランプ米大統領のスタッフのトップに立つプリーバス大統領首席補佐官が事実上更迭された。米メディアによれば、在職期間は約190日間で歴代最短だ。大統領としては要のポストを入れ替えて政権運営を仕切り直す狙いがあるようだが、混乱収拾は見通せない。
ホワイトハウス広報部長、政権最高幹部らを激烈非難「偏執症」
「ケリー国土安全保障長官を首席補佐官に指名した」。大統領がこんな一言をツイッターでつぶやいたのは、遊説先のニューヨークをたった大統領専用機がワシントン近郊に着陸した直後だった。専用機を降りた大統領は「プリーバス氏はいい男だ。ケリー氏はスターだ」と記者団に語った。 プリーバス氏は大統領のツイートの後、CNNテレビの番組に出演。大統領から辞任を迫られたわけではなく、27日に自ら辞任したいと大統領に伝え、受け入れられたと説明した。しかし、このシナリオを真に受ける向きはほとんどない。 大統領はロシア政府の米大統領選介入疑惑やホワイトハウスの内紛をめぐる内部情報がメディアに漏れることにいら立ちを募らせ、情報漏えいを止められないプリーバス氏に「弱腰だ」と不満を漏らしていたとされる。このため、早くからプリーバス氏更迭の情報は絶えなかった。 こうした中、大統領は21日、プリーバス氏の反対を押し切って広報部長にスカラムチ氏を抜てき。スカラムチ氏は大統領の後ろ盾を背景に急速に影響力を拡大し、26日には「プリーバスは被害妄想の偏執狂」「近く辞任を迫られる」とプリーバス氏の「追放」を予言していた。 一方、27日に辞任を申し出たはずのプリーバス氏は28日の出張に同行し、帰りの大統領専用機にも同乗。米メディア「アクシオス」によると、同僚には28日も「今の混乱が続く間は一生懸命働き、身を潜めている」「大統領はスカラムチ氏の言葉を快く思っていない」と語っていた。 こうした経緯からプリーバス氏は自ら辞任を申し出たのではなく、28日に大統領から更迭を告げられたとの見方が強い。 トランプ政権は発足から半年で首席補佐官、国家安全保障担当補佐官、報道官、広報部長といった要のポストの顔触れが変わった。米メディアの間ではなおプリーバス氏に近い共和党主流派のスタッフやバノン首席戦略官・上級顧問の更迭がうわさされており、混乱が収まる気配はない。 (2017/07/29-14: 10) 関連ニュース
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