１９日の 一般公開前に「公開を祝う会」 上野動物園（東京都台東区）で生まれたジャイアントパンダの 雌の 子ども「シャンシャン（香香）」 と母親の 「シンシン（真真）」 の 一般公開に先立ち、 同園で１８日、 「公開を祝う会」 が開かれた。 同日は休園日で一般公開は１９日から。 上野生まれの パンダの 一般公開は、 １９８８年に誕生した雄の ユウユウ（悠悠）以来、 ２９年ぶりとなる。
上野動物園（東京都台東区）で生まれたジャイアントパンダの雌の子ども「シャンシャン（香香）」と母親の「シンシン（真真）」の一般公開に先立ち、同園で１８日、「公開を祝う会」が開かれた。同日は休園日で一般公開は１９日から。上野生まれのパンダの一般公開は、１９８８年に誕生した雄のユウユウ（悠悠）以来、２９年ぶりとなる。
祝う会には東京都の小池百合子知事や、中国大使夫人の汪婉（おうえん）さんら約５０人が出席。福田豊園長は「園で初めての自然交配による繁殖に成功した。日中両国の友好を深めるうえでも有意義なことだ」とあいさつした。
祝う会の終了後、出席者は一足早くシャンシャンの姿を観覧した。小池知事は報道陣に「一言で『かわいい』。竹をくわえたり、高い木の上まで登ったりしていた。一般公開も短い時間だが、十分楽しめると思う」と感想を述べた。
シャンシャンは報道関係者にも公開され、転がったまま竹をくわえて足をばたつかせたり、木に登ったりする姿が見られた。
一般公開はパンダの体調への影響を考慮し、来年１月末までは観覧者を抽選で決める。１日約４００組（１組５人まで）で、１９～２８日の観覧申し込みは２４万７０８３組、「当選」の確率は最高で約１４４倍となった。
また同園は１９日から、観覧できない人のためにパンダ舎内の映像をインターネットで配信する。パンダ舎内の屋外放飼場と室内展示場に、計８台のカメラを設置。開園日の午前９時半～午後５時はライブ映像、閉園後は当日の３時間分の録画映像などを特設サイト「Ｕｅｎｏ Ｐａｎｄａ Ｌｉｖｅ．ｊｐ」で配信する。【柳澤一男、大迫麻記子】
