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焦点:北朝鮮が「非核化」の可能性示唆、悲観的に見るべき理由

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北朝鮮は非核化の 可能性をちらつかせることで、 米国との 対話に向けた一歩を踏み出した。 しかしその 先に待ち受けるの は長くてより険しい道の りで、 結局は過去と同じように米国や西側にとって何の 成果もなく終わる公算が大きい。 かつて北朝鮮問題に携わった米政府の 複数の 元高官は、 韓国が明らかにした北朝鮮の 申し出が、 米国との 協議を通じて北朝鮮の 核・ ミサイル開発停止と非核化につながるかどうか疑わしいとみている。 これらの 元高官によると、 北朝鮮の 意思を確かめたり、 接触による情報収集を試みる価値はあるだろうが、 北朝鮮側が実際に非核化する可能性は実質的にゼロだという。 ジョージ・ W・ ブッシュ政権で北朝鮮との 交渉責任者を務めたミッチェル・ ライス氏は「過去30年を振り返ると、 民主・ 共和両党(の 政権)は軍事力行使以外の すべての 選択肢を試したが、 どの 手段でも北朝鮮を止められなかった」 と指摘した。 北朝鮮は、 自らに対する軍事的脅威が解消され体制が保証されれば、 核を保有する必要はなくなると表明したと伝えられた。 たが元高官らは、 恐らくその 後に北朝鮮が持ち出す要求は、 米国にとって受け入れられない内容になる公算が大きいと話す。 これまでも北朝鮮は、 米軍の 韓国などからの 撤退を求めてきた。 それは事実上、 米韓同盟の 終了を意味し、 米政府は到底の むことはできない。 以前に北朝鮮との 交渉に参加したある米政府の 元高官は、 今回の 北朝鮮の 動きについて「何年も続く可能性があるプロセスの 始まりにおける言い回しであり、 当然ながら核問題に絡む北朝鮮との 交渉プロセスはいつも大失敗だった」 と冷ややかな見方をしている。 <失敗の 歴史>1994年に当時の ビル・ クリントン政権が結んだ米朝枠組み合意は、 北朝鮮が核開発プログラムを凍結するの と引き換えに、
[ワシントン 6日 ロイター] — 北朝鮮は非核化の可能性をちらつかせることで、米国との対話に向けた一歩を踏み出した。しかしその先に待ち受けるのは長くてより険しい道のりで、結局は過去と同じように米国や西側にとって何の成果もなく終わる公算が大きい。
かつて北朝鮮問題に携わった米政府の複数の元高官は、韓国が明らかにした北朝鮮の申し出が、米国との協議を通じて北朝鮮の核・ミサイル開発停止と非核化につながるかどうか疑わしいとみている。
これらの元高官によると、北朝鮮の意思を確かめたり、接触による情報収集を試みる価値はあるだろうが、北朝鮮側が実際に非核化する可能性は実質的にゼロだという。
ジョージ・W・ブッシュ政権で北朝鮮との交渉責任者を務めたミッチェル・ライス氏は「過去30年を振り返ると、民主・共和両党(の政権)は軍事力行使以外のすべての選択肢を試したが、どの手段でも北朝鮮を止められなかった」と指摘した。
北朝鮮は、自らに対する軍事的脅威が解消され体制が保証されれば、核を保有する必要はなくなると表明したと伝えられた。たが元高官らは、恐らくその後に北朝鮮が持ち出す要求は、米国にとって受け入れられない内容になる公算が大きいと話す。
これまでも北朝鮮は、米軍の韓国などからの撤退を求めてきた。それは事実上、米韓同盟の終了を意味し、米政府は到底のむことはできない。
以前に北朝鮮との交渉に参加したある米政府の元高官は、今回の北朝鮮の動きについて「何年も続く可能性があるプロセスの始まりにおける言い回しであり、当然ながら核問題に絡む北朝鮮との交渉プロセスはいつも大失敗だった」と冷ややかな見方をしている。
<失敗の歴史>
1994年に当時のビル・クリントン政権が結んだ米朝枠組み合意は、北朝鮮が核開発プログラムを凍結するのと引き換えに、米国は軽水炉建設を支援して燃料を提供する内容だったが、ジョージ・W・ブッシュ氏が大統領に就任した後にご破算となった。ブッシュ氏は北朝鮮を「悪の枢軸」と呼び、94年の合意に違反したと非難したことで関係が悪化したのだ。
ブッシュ政権は最終的には6カ国協議に関与し、2005年に北朝鮮が経済・エネルギー支援を受ける条件で核開発プログラムを放棄することで合意が成立した。ところが05年に米政府が、マカオの銀行に北朝鮮が設けていた口座をマネーロンダリング(資金洗浄)の疑いで凍結し、北朝鮮が06年10月に最初の核実験を実施すると、米朝関係は再び緊迫化した。
07年には北朝鮮が軍事転用可能なプルトニウムを製造する寧辺の核施設の稼働停止・封印を受け入れ、見返りに重油を提供してもらうなどの新たな合意が成立したものの、09年にはそれも無効となった。
<いつもの手>
北朝鮮はこれまでに6回の核兵器実験を実行し、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の配備を目指す段階にまで進んだ。もし専用の核弾頭とセットで完成しているなら、米本土が脅威にさらされかねない。
こうした中で米政府の現役・元高官は、実際問題としてどこの国であっても既に保有している兵器体系を放棄させるのは、開発中の兵器の場合よりずっと難しいと説明する。
東アジア・太平洋担当の元国務次官補ダニエル・ラッセル氏は「北朝鮮の核・ミサイル開発における進展をある程度元に戻させようとするのは至難の業だ」と主張。その上で「朝鮮半島に平和は出現していない」と語り、北朝鮮は今のところ非核化で譲歩する考えはまったく示唆していないと付け加えた。
ラッセル氏の解説では、北朝鮮の今回の行動は「お決まりの」パターンであり、西側を鎮静化させる時間稼ぎのための提案だ。「従来なら次に北朝鮮は、重大あるいは不可逆的な約束や譲歩を何もせずに、要求をエスカレートさせていく。そして最終的に要求が限界に達し、米国ないし韓国が一歩も譲らなくなると、それを口実に挑発するサイクルに戻る」という。
(Arshad Mohammed、David Brunnstrom記者)

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