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英首相のEU離脱方針は「米英FTAの可能性を潰す」、トランプ氏

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【7月13日 AFP】 13日付の 英大衆紙サン(The Sun)はドナルド・ トランプ(Donald Trump)米大統領の インタビューを掲載した。
【7月13日 AFP】13日付の英大衆紙サン( The Sun )はドナルド・トランプ( Donald Trump )米大統領のインタビューを掲載した。この中でトランプ大統領は、英国の欧州連合( EU )離脱(ブレグジット、 Brexit )に関するテリーザ・メイ( Theresa May )英首相の方針は米英の自由貿易協定(FTA)締結の可能性を「潰すだろう」と語った。
12日から4日間の日程で訪英中のトランプ大統領は、「英国がそのような協定を結ぶのなら、わが国は英国ではなくEUと協定を結ぶ。つまりそうした協定の締結は、米英FTA締結の可能性を潰すことになるだろう」と語った。
英国で最も売れている新聞であるサンに対しトランプ氏は、自分なら違う方法でブレグジットに取り組むと語った。「私ならもっと違ったやり方をしていただろう。実際、テリーザ・メイ氏にもそのやり方を伝えたが彼女は同意しなかった。私の意見に耳を傾けなかった。別の道を行きたいのだろう」
貿易面でEUとの緊密な関係を保つという英政府が12日に示した方針についてトランプ氏は、「彼女(メイ首相)が結ぼうとしている協定は、国民投票で決まった協定からかけ離れたものだ」と語った。「国民投票で選ばれた協定ではないということだ。私は本件についてはこの3日間に聞いているだけだが、大勢が辞任しているね。つまり大勢がそれ(メイ氏が結ぼうとしている協定)を望んでいないと言うことだ」
トランプ氏は英国政治について異例のコメントを数多く語り、ブレグジットの方針をめぐって今週外相を辞任し、メイ氏に代わる首相候補ともみられているボリス・ジョンソン( Boris Johnson )氏については「すばらしい首相になる」と述べた。ジョンソン前外相やデービッド・デービス( David Davis )前EU離脱担当相が辞任するなど、ブレグジット強硬派はメイ首相に抵抗している。
ロンドンのサディク・カーン( Sadiq Khan )市長については、犯罪対策で「ろくな仕事をしてこなかった」と指摘した。カーン市長は、13日に英議会のそばで開催予定の、おむつを着けたトランプ大統領をかたどった大きな風船を上げるデモの実施を許可していた。13日のデモについてトランプ氏は「彼(カーン市長)はとても重要な国の政府を歓迎していないのだろう。現大統領が気に入らないのかも知れないが、それでも私が米国の国家元首だ」と述べた。(c)AFP

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