Домой Japan Japan — in Japanese 400メートルリレー、20年ぶり金 山県「タイムは悔しい」

400メートルリレー、20年ぶり金 山県「タイムは悔しい」

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走り終えた4人は特別喜ぶでもなく、 涼しげだった。 38秒16での 優勝をどう評価するか。 「37秒台が出ずに悔しい」 と山県が言う。 前回日本が金メダルを取った1998年バンコク大会から20年。 五輪や世界選手権でメダルを獲得してきた日本にとって、 もはやアジアで勝つだけでは満足できない時代になった。 陸上男子400メートルリレーで金メダルを獲得した日本チーム=石井理恵撮影 ライバルの 中国と同組だった予選は完勝。 その 力関係は決勝でも変わらなかっ…
走り終えた4人は特別喜ぶでもなく、涼しげだった。38秒16での優勝をどう評価するか。「37秒台が出ずに悔しい」と山県が言う。前回日本が金メダルを取った1998年バンコク大会から20年。五輪や世界選手権でメダルを獲得してきた日本にとって、もはやアジアで勝つだけでは満足できない時代になった。 陸上男子400メートルリレーで金メダルを獲得した日本チーム=石井理恵撮影 ライバルの中国と同組だった予選は完勝。その力関係は決勝でも変わらなかった。山県が抜群のスタートを切り、多田、桐生とつないでいく。ここで勝負はつき、ケンブリッジが走り始めたときには差は大きく開いていた。バトンパスの技術は高いが、実はどの区間も受け渡しが「少し詰まっていた」(山県)。圧勝でも内容を問われれば、課題はいくつも挙がる。 唯一の不安は2走の多田だった。今季は個人種目で調子が悪く、不慣れな走順でもあった。本番でミスはしなかったが、走りには「ちょっと満足いっていない」。まだまだ磨ける部分があると言いたそうな表情だった。 それでも、リオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得したメンバーを中心に、誰が加わっても一定の水準を保てるところが日本の強さ。7月のダイヤモンドリーグ(ロンドン)では山県に代わって小池祐貴(ANA)が1走に入り、今回は1600メートルリレーに回した飯塚翔太(ミズノ)の代わりを多田が務めた。中国は100メートルで9秒97の記録を持つ謝震業が今大会欠場していたとはいえ、日本の層の厚さはアジアではトップをいく。 今季は強化方針も転換。完成の域にあるバトンパスでタイムを削り出すのではなく、個々の走力を向上させながら実戦を重視するスタイルにシフトした。今はその過程にいる。アジアでの頂点も、世界一へと向かう通過点にすぎない。(渡辺岳史)

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