米空港で銃撃、「まるで戦場」
(CNN) 米フロリダ州のフォートローダーデール空港で7日までに、手荷物を受け取る場所で銃撃があり、5人が死亡、8人が負傷した。捜査当局者らによれば、容疑者は検査済みの手荷物の中に入れて銃器を持ち込んだという。
エステバン・サンティアゴ容疑者は抵抗することなく拘束された。地元保安官は単独犯の可能性があるとの見方を示した。同保安官ら当局は、テロかどうかも含め動機を解明するには時期尚早だとしている。
捜査当局筋によると、容疑者は航空便で6日にアラスカ州からフロリダ州に到着。銃器を所持していることは報告していたという。空港に着いた際に第2ターミナルの手荷物受取所で荷物を取り、銃を取りだして発砲を開始したとしている。容疑者は荷物の中から銃を取り出すためトイレに行き、出てきたところで発砲に及んだとの情報もある。
フロリダ州のネルソン上院議員によれば、容疑者は軍隊の身分証明書を持っていたという。ただ、証明書が現在も有効かは不明としている。
容疑者は2007年にプエルトリコ州兵に加入。10年4月から10カ月にわたりイラクで従軍した。アラスカ陸軍州兵の報道官らによると、容疑者は陸軍の予備役を経た後、14年11月にアラスカ州兵に加入したものの、去年8月に勤務成績が基準に達せず除隊になっていたという。
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