男衆がふんどしに似た下帯と呼ばれる衣装だけを身に着け、本堂のはりから垂れ下がった綱によじ登ることで1年の幸せと無病息災を祈る奇祭「七日堂裸まいり」が7日夜、福島県柳津町の福満虚空蔵菩薩円蔵寺であった。
祭りは約1000年前に始まったと伝えられている。綱の長さは約5メートル。威勢良くよじ登ると福を招くとされ、毎年、地元住民や飛び入りの観光客ら300人程度が参加する。
この日は午後8時半ごろ、開始を告げる鐘が鳴り響くと、寺周辺で待機していた男衆が113段の石段を駆け上って本堂に到着。競い合うように綱をつかみ、腕の力を振り絞って次々と天井部を目指した。(共同)
Similarity rank: 2.1
Sentiment rank: -0.5