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草原30ヘクタール、黒色に 阿蘇・草千里ケ浜で野焼き

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熊本県の 阿蘇を代表する景勝地の 草千里ケ浜で8日、 草原を保全するために草を焼く野焼きがあった。 人手不足などで長く途絶えていたが、 昨年、 県の 支援で約50年ぶりに再開され、 今年で2回目。 地元の 牧野(ぼくや…
熊本県の阿蘇を代表する景勝地の草千里ケ浜で8日、草原を保全するために草を焼く野焼きがあった。人手不足などで長く途絶えていたが、昨年、県の支援で約50年ぶりに再開され、今年で2回目。地元の牧野(ぼくや)組合員が風向きを見ながら枯れ草に火をつけていくと、じわじわと燃え広がり、約30ヘクタールの草原は1時間余りで黒色に変わった。
草千里では、牛や馬を放牧することで草原を維持してきたが、家畜伝染病・口蹄疫(こうていえき)の予防のため、2010年以降は観光客らも立ち入る草千里で牛の放牧を中止。低木が茂るなど景観に影響が出始め、県が野焼きの再開に取り組んだ。
この日は牧野組合やボランティアら約100人が参加。赤水原野管理組合長の小坂今朝和さん(65)は「草原を皆で守っていかないと」。ボランティアで参加した熊本県八代市の水野潤一郎さん(66)は「草千里は世界に誇る阿蘇を代表する景観なので、やりがいを感じます」と話していた。(後藤たづ子)

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