４月に第１回投票があるフランス大統領選で、 野党・ 共和党の 候補をフィヨン元首相からジュペ元首相に差し替えるべきだとの 声が強まっている。 フィヨン氏は、 妻の 架空雇用による公金流用疑惑で批判を浴び、 ３日に発…
４月に第１回投票があるフランス大統領選で、野党・共和党の候補をフィヨン元首相からジュペ元首相に差し替えるべきだとの声が強まっている。フィヨン氏は、妻の架空雇用による公金流用疑惑で批判を浴び、３日に発表された世論調査で、ジュペ氏ならトップで決選投票に進むとの結果が出た。フィヨン氏への新たな撤退圧力になりそうだ。
ジュペ氏は昨秋にあった共和党の予備選で敗れ、フィヨン氏への支持を表明していた。世論調査機関ＯＤＯＸＡによると、フィヨン氏が立候補を断念した場合に望ましい代替候補を聞いたところ、ジュペ氏との答えが５割を超えたという。さらに、ジュペ氏なら第１回投票で２６・５％の得票でトップに立って決選投票に進むとの結果が出た。
一方で、フィヨン氏のままなら、「右でも左でもない」と訴えて急浮上したマクロン前経済相と、右翼・国民戦線（ＦＮ）のルペン党首での決選となるとの結果だったという。
ジュペ氏の意向は定かでないが…
