政府は、 インドが、 自動車などに使われる鉄鋼製品「熱延コイル」 の 関税を一時的に引き上げるセーフガードを発動しているの は不公正だとして、 9日、 W…
政府は、インドが、自動車などに使われる鉄鋼製品「熱延コイル」の関税を一時的に引き上げるセーフガードを発動しているのは不公正だとして、9日、WTO=世界貿易機関に提訴しました。 インドは、主に自動車に使われる熱延コイルの安い輸入品が、国内の鉄鋼産業に損害を与えているとして、おととし9月、日本に対しては無税となっていた関税率を20%に引き上げる緊急措置=セーフガードを発動しました。 これについて政府は、インド側による損害の立証が明らかでなく、不公正だなどとして、WTO協定に基づいてインドと協議を行いましたが、インド側がセーフガードを撤回しないため、9日、WTOに提訴しました。 経済産業省によりますと、熱延コイルの日本からインドへの輸出額は、おととしには568億円に上りましたが、セーフガードの影響で去年は200億円余りまで落ち込んだということです。 日本がWTOに提訴したのは今回で20件目となり、ことし6月ごろから審議が始まって、早ければ年内に判断が示される見通しです。
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