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日本酒:埼玉・羽生産米で イオンで発売 全国4蔵元協力

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小売り大手・ イオン(本社・ 千葉市)は、 埼玉県羽生市名(みょう)の 直営農場で栽培した酒米「さけ武蔵」 を原料にした日本酒を全国の 4蔵元と協力して造り、 イオン羽生(同市川崎)で10日、 先行発売会を開いた。 2年目の 取り組みで、 今年度は地元・ 加須市の 「釜屋」 が加わった。 通りかかった買い物客は足を止め、 試飲などを楽しんでいた。
小売り大手・イオン(本社・千葉市)は、埼玉県羽生市名(みょう)の直営農場で栽培した酒米「さけ武蔵」を原料にした日本酒を全国の4蔵元と協力して造り、イオン羽生(同市川崎)で10日、先行発売会を開いた。2年目の取り組みで、今年度は地元・加須市の「釜屋」が加わった。通りかかった買い物客は足を止め、試飲などを楽しんでいた。
販売されたのは、いずれも純米大吟醸生原酒(720ミリリットル、1980円)の、宝寿(ほうじゅ)(広島・藤井酒造)▽天吹(あまぶき)(佐賀・天吹酒造)▽始禄(しろく)(岐阜・中島醸造)▽力士(埼玉・釜屋)。イオンは、農地の中間的な受け皿として設けられた「農地中間管理機構」を小売り大手として初めて活用して羽生市内の農地を借り上げ、2015年に米作りを開始。初年度は収穫した酒米6・62トンで宝寿と天吹を醸造。今年度は収穫量が12・96トンに増え、地元の蔵元も加わった。
釜屋の小森順一社長は「力士」について「味もしっかり出て香り華やかに仕上がった。甘過ぎずバランスがよい。酒米・水・酵母・蔵元と100%埼玉のお酒なので、まずは地元の人に飲んでほしい」と話す。
4種類は各2400本を用意。各600本を本州の59店舗で13日から販売し、残り各1800本は火入れをして5月以降に販売する予定。【三股智子】

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