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独ドルトムント爆発:イスラム過激派を拘束 バス狙い爆破

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【ベルリン中西啓介】 ドイツ西部ドルトムントで11日、 サッカー1部リーグ・ ドルトムントの チームバス近くで起きた爆発事件で、 独連邦検察は12日の 記者会見で、 イスラム過激派によるテロの 可能性があるとみて捜査していると明らかにした。 独メディアによると、 チームに所属する日本代表の 香川真司選手もバスに乗っていたが、 無事だった。
【ベルリン中西啓介】ドイツ西部ドルトムントで11日、サッカー1部リーグ・ドルトムントのチームバス近くで起きた爆発事件で、独連邦検察は12日の記者会見で、イスラム過激派によるテロの可能性があるとみて捜査していると明らかにした。独メディアによると、チームに所属する日本代表の香川真司選手もバスに乗っていたが、無事だった。
連邦検察によると、イスラム過激派2人の関係先を家宅捜索し、うち1人を拘束した。地元紙によると、拘束されたのはイラク人の男(25)で、ドイツ人の男(28)の行方を追っている。2人は過激派組織「イスラム国」(IS)支持者で、うち1人は事件当時現場近くにいたとみられる。
また検察によると、現場で犯行声明とみられる手紙が見つかった。ISの拠点があるシリアに展開する独偵察機の撤収や、独国内の米軍基地の閉鎖を要求。独メディアによると、犯行声明は「アラーの名において」の文で始まっており、今回の事件は、昨年12月にIS支持者がベルリンで起こし、12人が死亡したトラック突入テロの関連事件だと主張しているという。
ただ、ドルトムントを狙った目的が明確に記載されておらず、捜査当局は声明の鑑定を行うとともに、ほかの過激派組織の関与も含めて捜査している。
メルケル首相は12日、「忌まわしい犯行だ。捜査当局はできるだけ早く実態を解明するよう努めている」と述べた。ザイベルト独政府報道官によると、メルケル首相は12日、ドルトムントのワツケ社長に電話し、被害者らの回復を願う気持ちを伝えたという。
ドイツではイスラム過激派547人が捜査当局の監視対象となっており、これまでイスラム過激派90人が拘束された。ドルトムント周辺にも複数のイスラム過激派が暮らしている。
事件は11日夜、バスがホテルを出発した直後に発生。爆発は3度あり、バスの窓ガラスが割れ、スペイン出身のDFマルク・バルトラ選手(26)が右前腕を骨折した。警察報道官は「花火の原料ではない」としており、違法な爆薬が使用されたとみられる。

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