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円高・株安懸念が再燃、米政権の不透明感で:識者はこうみる

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東京株式市場で18日、 日経平均の 下げ幅は一時300円を超え、 1万9500円の 節目を割り込んだ。 前日の ニューヨーク市場では、 トランプ米大統領による司法妨害の 疑惑や弾劾の 憶測が広がる中、 米ダウは372ドル安と急落。 ドル/円は一時110円台まで急速に円高が進行。 再燃する円高・ 株安懸念について、 市場関係者の コメ
[東京 18日 ロイター] – 東京株式市場で18日、日経平均の下げ幅は一時300円を超え、1万9500円の節目を割り込んだ。前日のニューヨーク市場では、トランプ米大統領による司法妨害の疑惑や弾劾の憶測が広がる中、米ダウは372ドル安と急落。ドル/円は一時110円台まで急速に円高が進行。 再燃する円高・株安懸念について、市場関係者のコメントは以下の通り。 ●米大統領リスクで円ショートの投げ、やや過剰反応か <あおぞら銀行 市場商品部部長 諸我晃氏> 前日の海外時間は、米株の大幅安を受けて円全面高となった。トランプ米大統領を巡るリスク警戒で米株が崩れ、リスク回避ムードが強まった。 仏大統領選を無難に通過したことで、先週まではリスク回避の円買いが巻き戻される円ショートの地合いだった。米大統領のリスクは、市場が油断していたところに唐突に浮上してきただけに、円ショートの投げが一気に出たのだろう。 ただ、前日の動きは、やや過剰反応にも見える。ここまでの円高は、ひとまず円ショートの手仕舞いが軸だろう。先行き、米大統領のリスクに関連した続報などで、例えば米長期金利がテクニカル的なめどを下抜けるようでもなければ、新たに円ロングを構築する動きは強まらないのではないか。 米10年債利回りでは2.13%付近を通る200日移動平均線を割り込むなら、ドル/円も年初来安値108.13円方向に下落し得る。 再燃する円高・株安懸念について、市場関係者のコメントは以下の通り。 ●米大統領リスクで円ショートの投げ、やや過剰反応か <あおぞら銀行 市場商品部部長 諸我晃氏> 前日の海外時間は、米株の大幅安を受けて円全面高となった。トランプ米大統領を巡るリスク警戒で米株が崩れ、リスク回避ムードが強まった。 仏大統領選を無難に通過したことで、先週まではリスク回避の円買いが巻き戻される円ショートの地合いだった。米大統領のリスクは、市場が油断していたところに唐突に浮上してきただけに、円ショートの投げが一気に出たのだろう。 ただ、前日の動きは、やや過剰反応にも見える。ここまでの円高は、ひとまず円ショートの手仕舞いが軸だろう。先行き、米大統領のリスクに関連した続報などで、例えば米長期金利がテクニカル的なめどを下抜けるようでもなければ、新たに円ロングを構築する動きは強まらないのではないか。 米10年債利回りでは2.13%付近を通る200日移動平均線を割り込むなら、ドル/円も年初来安値108.13円方向に下落し得る。

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