安倍晋三首相(自民党総裁)は8日の 党役員会で、 憲法9条への 自衛隊明記などを掲げた自らの 発言を踏まえ、 党内論議を加速するよう指示した。 「わが党は現実的かつ具体的な議論をリードする責任がある。 それが歴史的使命だ」 と述べた。 これに先立つ衆院予算委員会では、 野党に対して…
安倍晋三首相(自民党総裁)は8日の党役員会で、憲法9条への自衛隊明記などを掲げた自らの発言を踏まえ、党内論議を加速するよう指示した。「わが党は現実的かつ具体的な議論をリードする責任がある。それが歴史的使命だ」と述べた。これに先立つ衆院予算委員会では、野党に対して衆参両院の憲法審査会での活発な議論を求めた。民進党の蓮舫代表は反発し、次期衆院選の争点になるとの認識を示した。 首相が2020年の改正憲法施行を目指すと3日のビデオメッセージで表明したのを受けた与野党の動きだが、自民党と民進党が改憲で合意点を見いだすのは難しい状況が改めて浮かび上がった。