「ランサム(身代金)ウエア」 と呼ばれるウイルスを作成したとして、 不正指令電磁的記録作成などの 疑いで神奈川県警に逮捕された大阪府高槻市の 中学3年の 男子生徒(14)が「自分の パソコンを使って約3日でウイ
「ランサム(身代金)ウエア」と呼ばれるウイルスを作成したとして、不正指令電磁的記録作成などの疑いで神奈川県警に逮捕された大阪府高槻市の中学3年の男子生徒(14)が「自分のパソコンを使って約3日でウイルスを作った」と話していることが5日、県警への取材で分かった。 県警によると、男子生徒は小学5年のころ、パソコンの組み立て教室に参加するなどしていた。今回のランサムウエアは、複数の無料の暗号化ソフトなどを組み合わせたもので、独学で作成方法を身に付けたとみられる。 男子生徒はウイルスを海外サイトにアップロードした上で、会員制交流サイト(SNS)に「ランサムウエアを作ったよ」とのコメントを付け、同サイトのアドレスを投稿していた。 県警がサイバーパトロールで1月に発見し、実際にダウンロードして解析した結果、ランサムウエアと判明した。4月に男子生徒の自宅を家宅捜索し、パソコンやスマートフォンなどを押収していた。 男子生徒は「100件以上がダウンロードされた」とも供述。県警は海外サイトからダウンロードした人も、不正指令電磁的記録取得などの疑いに当たる可能性があるとみて捜査を進めるとともに、どの程度ランサムウエアが広がったかなど被害の全容解明を進める。〔共同〕