アメリカの トランプ陣営とロシアの 関係を捜査していたＦＢＩ＝連邦捜査局の コミー前長官が８日夜、 議会の 公聴会で証言します。 コミー氏は事前に提出し…
アメリカのトランプ陣営とロシアの関係を捜査していたＦＢＩ＝連邦捜査局のコミー前長官が８日夜、議会の公聴会で証言します。コミー氏は事前に提出した書面で、トランプ大統領から元側近への捜査をやめるよう求められたと主張していて、捜査妨害があったのかどうか証言に関心が集まっています。 去年のアメリカ大統領選挙をめぐるトランプ陣営とロシアの関係を捜査していた中、先月、トランプ大統領に解任されたＦＢＩのコミー前長官が日本時間の８日夜、議会上院の公聴会で証言します。解任後、コミー氏が公の場で発言するのは、初めてです。 これに先立ってコミー氏はトランプ大統領と交わしたやり取りを記した書面を議会に提出しました。この中でコミー氏はことし２月、ホワイトハウスでトランプ大統領と２人きりで面談した際、辞任したフリン前大統領補佐官について「彼はいいやつだ。この件は放っておいてほしい」などと言われ、フリン氏への捜査をやめるよう求められたと受け止めたと主張しました。 これを受けて野党・民主党からは「大統領による捜査妨害の証拠だ」として「コミー氏が事実上の捜査中止要請を断ったことによって解任されたのかどうか明らかにしなければならない」といった声が上がっています。このため公聴会ではトランプ大統領による捜査妨害があったかどうかなどをめぐって議員から質問が相次ぐものと見られ、コミー氏の証言に関心が集まっています。
