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7人死亡、数百人孤立 九州豪雨、大雨警戒続く

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九州では7日も北部を中心に雨が降り続いている。 福岡、 大分両県での 死者は7人となり、 行方不明者や連絡が取れない安否不明者は午前11時半現在で計26人。 北九州市でも7日朝から豪雨となり、 約5万人に避難指…
九州では7日も北部を中心に雨が降り続いている。福岡、大分両県での死者は7人となり、行方不明者や連絡が取れない安否不明者は午前11時半現在で計26人。北九州市でも7日朝から豪雨となり、約5万人に避難指示が出された。気象庁によると、7日夜にかけて断続的に非常に激しい雨が降る見込みで、警戒を呼びかけている。 政府は7日、警察、消防、自衛隊などによる救助態勢を、7800人から1万2千人に増強した。菅義偉官房長官は関係閣僚会議で「被害状況の全容が明らかになりつつあるが、道路の寸断などで救助部隊が入れない地域があるなど、事態は引き続き深刻だ」と語った。 福岡県朝倉市は7日朝、行方不明者が11人いると発表した。このうち、朝倉市黒川で生き埋めになっているとの情報がある3人については、7日も朝から救助活動が続いている。孤立している人の状況も徐々にわかりはじめ、正午時点で、4地区で234人にのぼった。 福岡県東峰村では、倒壊した家屋の住人3人と依然、連絡が取れず、捜索している。家ごと流され、6日に救助された50代の母と10代の息子は、いずれも重傷だった。村内では3地区で約340人が孤立状態にあるという。 大分県日田市で遺体で見つかったのは女性で、県警が身元を確認している。市内では孤立している地域が11集落あり、7日朝から自衛隊、警察、消防が計1千人態勢で安否確認をはじめた。市によると、小野、大鶴、東有田の3地区の一部で、道路をふさいだ土砂などを除きつつ、各集落に入り、安否を確かめる方針だ。 亡くなった人の身元確認も進んだ。 大分県は7日、日田市二串の川で遺体で見つかった男性は、日田市鶴河内の矢野英俊さん(79)だと発表した。妻の知子さん(70)とも連絡がとれていないという。 朝倉市は、6日夕に市内で発見され、死亡が確認された男女3人について、朝倉市山田の加藤年彦さん(87)▽妻の加藤幹子さん(85)▽朝倉市宮野の浦塚茂弘さん(70)と7日に発表した。 福岡県の午前9時現在のまとめでは、朝倉市、添田町、北九州市の計3万393世帯、7万8863人に避難指示が出た。また、久留米市や宗像市、東峰村などの4万2027世帯、10万286人に避難勧告が出ている。家屋被害は201件で全壊8件、半壊7件など。床上浸水は49件、床下浸水が113件あった。 大分県の午前7時半現在のまとめでは、住宅の全半壊や浸水などの被害は計128件。日田市の1万3千世帯4万1千人に避難指示を出している。 九州電力によると、7日正午現在、福岡、大分両県で計約2800戸が停電している。 松本洋平・内閣府副大臣は7日、朝倉市を訪れ河川の決壊現場などを視察した。

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