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和泉補佐官、前川氏主張を否定 閉会中審査

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衆院予算委員会は24日午前、 安倍晋三首相らが出席して閉会中審査を開いた。 愛媛県今治市での 学校法人「加計(かけ)学園」 による獣医学部新設計画に関し、 参考人として出席した和泉洋人首相補佐官は、 昨年9月に前川喜平・ 前文部科学事務次官に対して「総理の 代わりに言う」 と発言して手続きを急ぐよう促したとする前川氏の 主張を否定した。
衆院予算委員会は24日午前、安倍晋三首相らが出席して閉会中審査を開いた。愛媛県今治市での学校法人「加計(かけ)学園」による獣医学部新設計画に関し、参考人として出席した和泉洋人首相補佐官は、昨年9月に前川喜平・前文部科学事務次官に対して「総理の代わりに言う」と発言して手続きを急ぐよう促したとする前川氏の主張を否定した。
前川氏が「キーパーソン」と指摘してきた和泉氏が、公の場で加計学園問題について話すのは初めて。
和泉氏は昨年9月9日に首相官邸で前川氏と会ったことは認めた上で、「こんな極端な話をすれば私も記憶が残っている。そういった記憶がまったく残っていない。したがって、言っておりません」と述べた。また、同学園の加計孝太郎理事長と安倍首相が友人関係にあることを認識した時期について、和泉氏は「明確に認識したのは(加計問題が)3月に報道されてからだ」と語った。
一方、この日も予算委に出席した前川氏は改めて「和泉氏から『このことは総理からは言えないので、代わりに自分が言う』と言われ、加計学園のことを言われたと確信した」と証言し、双方の言い分が真っ向から食い違う形となった。
集中審議には、藤原豊・前内閣府審議官や政府の国家戦略特区諮問会議の八田達夫・特区ワーキンググループ座長、加戸守行・前愛媛県知事も参考人として出席。八田氏は「岩盤規制を打破すべきだという安倍首相の意向は認識していたが、特定の事業者を優遇してほしいという意向が首相から示されたことは一切ない。決定のプロセスに一点の曇りもない。不公平な行政がただされた」と強調した。
文科省職員に「官邸の最高レベルが言っている」と迫ったとされる藤原氏は「首相から個別の指示を受けたことは一切ない。文科省に伝えたことはない」と改めて否定した。その上で「特区諮問会議で首相が『岩盤規制改革をスピーディーに検討すべきだ』と発言したのを引用して規制改革を進めていた。異なる受け止めを文科省に与えていたら残念だ」と述べた。【光田宗義】

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