小野寺防衛大臣は記者団に対し、 青森県沖の 日本海で夜間訓練をしていた海上自衛隊の ヘリコプターの 事故で、 新たに機体の 一部を回収したことを明らかに…
小野寺防衛大臣は記者団に対し、青森県沖の日本海で夜間訓練をしていた海上自衛隊のヘリコプターの事故で、新たに機体の一部を回収したことを明らかにしたうえで、引き続き行方がわからなくなっている3人の隊員の捜索に全力を尽くす考えを示しました。 26日午後11時前、青森県むつ市の海上自衛隊大湊航空基地に所属するSH60J哨戒ヘリコプターが夜間の艦艇への発着訓練中、龍飛崎の西南西およそ90キロの日本海で連絡が取れなくなり、乗っていた隊員4人のうち3人の行方がわかっておらず、現在も捜索が続いています。 これについて小野寺防衛大臣は27日午後、防衛省で記者団に対し、フライトレコーダーに加えて周辺の海域で新たにレーダー装置を覆う「レーダードーム」の一部を回収したことを明らかにしました。 また事故を受けて27日午前8時以降、事故が起きたSH60J哨戒ヘリコプターの同型機について飛行を自粛しているということです。 すでに回収されたフライトレコーダーについてはデータの抽出を終え分析を行っているということで、小野寺大臣は「関係機関と連携して行方不明者の捜索に万全を尽くすよう指示している。フライトレコーダーの解析と救出された隊員からの証言を基本に、事故調査委員会で調査を進めることになる」と述べました。