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米が対北朝鮮の新たな制裁決議案 国連安保理

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北朝鮮が先月、 ICBM=大陸間弾道ミサイルだとする発射実験を2回行ったことを受けて、 アメリカは北朝鮮の 主要な外貨収入源の 石炭や海産物などの 輸…
北朝鮮が先月、ICBM=大陸間弾道ミサイルだとする発射実験を2回行ったことを受けて、アメリカは北朝鮮の主要な外貨収入源の石炭や海産物などの輸出を全面的に禁止する新たな制裁決議案をまとめ、国連の安全保障理事会で近く採決にかけられる見通しで、中国やロシアの対応が焦点になります。 国連の安全保障理事会では、北朝鮮に対しアメリカと中国が中心となって追加の制裁を含む新たな決議を視野に水面下での協議を続けてきましたが、NHKは、アメリカが4日安保理のメンバー各国に示した決議案の草案を入手しました。 それによりますと、北朝鮮がICBMだとする発射実験を2回行ったことに重大な懸念を示したうえで、強く非難しています。そのうえで、決議案は、北朝鮮の市民生活に悪影響を及ぼすことを目的としていないとしたうえで、北朝鮮の主要な収入源になっている石炭と鉄、それに、鉄鉱石の輸出を全面的に禁止するとしています。 先の安保理決議で、石炭には輸出の上限が設けられ、鉄と鉄鉱石には市民生活のための輸出は例外的に認めるという規定が設けられたため、事実上制限がありませんでしたが、今回の決議案は一切の輸出を禁じています。また、北朝鮮が海外に派遣する労働者を新たに雇用することも禁止しています。 国連の外交筋によりますと、決議案は早ければ日本時間の6日にも採決にかけられる見通しで、追加制裁に一貫して慎重な姿勢を示してきた中国やロシアがどのような対応を示すかが焦点になります。

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