7月に日本を訪れた外国人旅行者は、 中国からの 観光客にビザを発給する要件を緩和したことなどから268万人余りと、 1か月の 人数としては過去最高を…
7月に日本を訪れた外国人旅行者は、中国からの観光客にビザを発給する要件を緩和したことなどから268万人余りと、1か月の人数としては過去最高を更新しました。 日本政府観光局によりますと、7月に日本を訪れた外国人旅行者は推計で268万1500人に上り、1か月の人数としては、これまで最も多かった去年の同じ月を38万人余り、率にして16.8%上回って、過去最高を更新しました。 国や地域別に見ますと、最も多かったのは中国からの旅行者で、ことし5月、中国からの観光客にビザを発給する際に求める年収や預金残高など経済力の要件を緩和したことが影響して、78万800人と、去年の同じ月より6.8%増加しました。 2番目に多かったのは韓国で、関西空港や新千歳空港などと結ぶ航空路線が増えたことが追い風となって、64万4000人と44%増加しました。 このほか、台湾が12.5%増えて44万6600人、香港が27.1%増えて23万4600人に上り、中国と韓国を含めて、いずれも過去最高を更新しました。 観光庁の田村明比古長官は記者会見で「外国人旅行者は順調に増加しているが、2020年に年間4000万人にする目標に向けては、地方への誘客を進めてリピーターを増やす必要があり、対策を加速したい」と述べました。