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ワープロ検定の試験問題 大学名誉教授が漏えい 宇都宮

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宇都宮市にある文星芸術大学の 70代の 名誉教授が、 パソコンの タイピングの 正確さなどを判定する「日本語ワープロ検定」 の 試験問題を、 試験前に学生に…
宇都宮市にある文星芸術大学の70代の名誉教授が、パソコンのタイピングの正確さなどを判定する「日本語ワープロ検定」の試験問題を、試験前に学生に漏らしていたことがわかり、この大学での試験が中止になりました。 文星芸術大学などによりますと、ことし7月に、日本情報処理検定協会が主催する日本語ワープロ検定の試験がこの大学で行われるのを前に、担当で非常勤の70代の男性の名誉教授が、問題と模範解答のコピーを封筒に入れて、受験予定の学生10人に配付したということです。 封筒には、「この件は絶対に他人にしゃべらないこと」と書かれた文書も入っていたということです。関係者から協会に「漏えいではないか」という指摘があり、大学が名誉教授に話を聞いたところ、「学生を合格させたかった。申し訳ないことをした」と漏えいを認めたということです。協会は、この大学での7月の試験を中止し、来月、再試験を行う予定で、名誉教授は先月、依願退職しました。 日本語ワープロ検定は、手書きの文章や表などをもとにパソコンのタイピングの正確さや速さを判定するもので、去年は全国でおよそ9万5000人が受験していて、協会によりますと、問題の漏えいは昭和60年に検定が創設されて以来、初めてだということです。 文星芸術大学は、「検定の公平性を損なうきわめて重大な不祥事であり、心からおわび申し上げます。このような事態を招いたことを深く反省し再発防止を図ります」とコメントしています。

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