調査会社Canalysが10月30日に発表した第3四半期(7~9月)の 中国におけるスマートフォン市場の 調査報告によると、 9月に「iPhone 8/8 Plus」 …
調査会社Canalysが10月30日に発表した第3四半期(7~9月)の中国におけるスマートフォン市場の調査報告によると、9月に「iPhone 8/8 Plus」を発売した米Appleの出荷台数が前年同期比40%増の1100万台と、過去6四半期連続の出荷台数減から回復した。(佐藤由紀子) メーカー別ランキングでは、AppleはHuawei(華為技術)、Oppo、Vivo、Xiaomi(小米科技)に次ぐ5位。Appleは2017年第2四半期にXiaomiに抜かれた。 Appleの中国でのiPhone出荷は2015年9月の「iPhone 6s/6s Plus」の発売以降、減速していた。iPhone 8シリーズの発売段階の売れ行きは、昨年の「iPhone 7」シリーズよりも高く、iPhone 8発売に伴う旧モデルの値下げも出荷台数に貢献したという。だがCanalysは、この勢いは長くは続かないとしている。 11月3日発売予定の「iPhone X」は、その高価格(中国での販売価格は8388元から)と供給不足から、出荷台数増には貢献しないとCanalysはみている。「転売市場では人気を博すだろう」という。 中国全体のスマートフォン出荷台数は5%減の1億1900万台。上位3社(Huawei、Oppo、Vivo)のシェアは19%、18%、17%と僅差だった。