宮内庁は２日、 九州北部豪雨の 被災地を見舞うため、 天皇、 皇后両陛下が２７日に福岡県朝倉市と大分県日田市を訪問されると発表した。 両市で被災者や復興に尽力する人たちから話を聞く。
宮内庁は２日、九州北部豪雨の被災地を見舞うため、天皇、皇后両陛下が２７日に福岡県朝倉市と大分県日田市を訪問されると発表した。両市で被災者や復興に尽力する人たちから話を聞く。
福岡県で開かれる「第３７回全国豊かな海づくり大会」への出席のため、当初から２８～３０日に同県を訪問する予定だった。７月の豪雨を受け、訪問の日程を１日増やした。両市への訪問は両陛下の希望という。
天皇陛下が昨年８月に退位の意向がにじむおことばをビデオメッセージで公表して以後、両陛下が被災地を見舞うのは初めて。
同庁によると、両陛下は２７日に福岡県朝倉市役所杷木支所で同市と同県東峰村の被災者と面会。大分県日田市役所で同市の被災者と会う。警察や消防など災害対応にあたる関係者からも話を聞く。２９日に福岡県宗像市で開かれる全国豊かな海づくり大会の式典などに出席。３０日に帰京する。【山田奈緒】
