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高齢男性3人青酸殺害事件 判決で主文を後回し

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平成19年から25年にかけて、 京都、 大阪、 兵庫で夫や内縁関係などにあった4人の 高齢の 男性に青酸化合物を飲ませこの うち3人を殺害した罪などに問…
平成19年から25年にかけて、京都、大阪、兵庫で夫や内縁関係などにあった4人の高齢の男性に青酸化合物を飲ませこのうち3人を殺害した罪などに問われた筧千佐子被告に対する判決の言い渡しが始まりました。京都地方裁判所は主文の言い渡しを後回しにして理由から読み上げています。 京都府向日市の筧千佐子被告(70)は平成19年から25年にかけて、京都、大阪、兵庫で、夫や内縁関係などにあった4人の高齢の男性に青酸化合物を飲ませ、このうち3人を殺害したなどとして殺人と強盗殺人未遂の罪に問われました。 これまでの裁判員裁判で検察は「被告の自宅から微量の青酸が見つかっていて、殺害を認めた捜査段階の供述も信用できる。犯行は遺産などが目的だった」として死刑を求刑したのに対し、被告の弁護士は「青酸の入手経路や保管方法などの証拠が全くなく、仮に被告の犯行だとしても認知症で刑事責任能力がなかった」と無罪を主張しました。 判決の言い渡しは午前10時半すぎから京都地方裁判所で始まり、中川綾子裁判長は主文の言い渡しを後回しにして理由から読み上げています。 筧被告はヘッドホンの補聴器を着けて証言台の席に座り、落ち着いた様子で言い渡しを聞いています。 裁判長はこれまでに「被告は4つの事件すべてで殺意を持って被害者に青酸化合物を飲ませた」と指摘しました。 主文が言い渡されるのは昼ごろになる見通しです。

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