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好調の国内女子ツアーに忍び寄る「宮里藍引退」の不安

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日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は12日、 来季の 日程を発表した。 「ダイキンオーキッドレディス」 (来年3月1日開幕、 沖縄・ 琉球GC)から最終戦の 「ツアー選手権」 (同11月22~25日、 宮崎CC)まで試合数は今季と同じ「38」 で、 賞金総額は37億2500万円…
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)は12日、来季の日程を発表した。「ダイキンオーキッドレディス」(来年3月1日開幕、沖縄・琉球GC)から最終戦の「ツアー選手権」(同11月22~25日、宮崎CC)まで試合数は今季と同じ「38」で、賞金総額は37億2500万円。東日本大震災の影響で3大会が中止となった2011年の翌年から7年連続で史上最高額を更新している。 「観客動員数はトータルで11%アップ。秋の台風前までで見ると、15%増えた」(LPGA小林浩美会長)と好調が続く国内女子ツアー。来季からはシード選手(前年の賞金ランキング50位以内)以外の選手だけの賞金ランクをつくり、シーズン中に2度その時点のランクでツアーへの出場優先順位を入れ替える「リランキング制度」を導入し競争意識を高めることでさらなる発展を目指す。 まさに終わりのない絶頂期という感じだが、一方で気になる事態も。この日発表された日程では最終戦の冠スポンサーが未定。シーズン中で唯一の空き週の6月最終週も「売り出したけど、売れなかった」(小林会長)とこれまでにはなかった現象が起きている。 今季は鈴木愛(23=セールスフォース)が4年ぶりの日本人賞金女王となったものの、年間2勝はここ20年の女王で最少。ランク2~5位は外国勢で、メジャーも日本人Vは「日本女子オープン」の畑岡奈紗(18=森ビル)だけだ。現在の20代選手は03年に宮里藍(32)がプロデビューしたことで女子ゴルフが一気にメジャーになり、人気も試合もあって当たり前の時代しか知らない。だが肝心の実力では外国勢に押されっぱなし。初Vを期待されながら勝ち切れない若手選手も多い。 絶頂期の礎をつくった藍は9月に引退した。女子ゴルフが「砂上の楼閣」とならないためにも、次の時代を支える“黄金世代”らの奮起が期待される。

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