暴行の 経緯など最終的に確認へ 大相撲の 元横綱・ 日馬富士(33)が10月の 秋巡業中に鳥取市内で前頭・ 貴ノ岩関(27)に暴行した問題で、 鳥取県警は2日にも、 同市内で元横綱から再び任意で事情聴取する方針を固めた。 暴行の 経緯や動機などを最終的に確認し、 今月上旬にも元横綱を傷害容疑で書類送検する見通しだ。
大相撲の元横綱・日馬富士(33)が10月の秋巡業中に鳥取市内で前頭・貴ノ岩関(27)に暴行した問題で、鳥取県警は2日にも、同市内で元横綱から再び任意で事情聴取する方針を固めた。暴行の経緯や動機などを最終的に確認し、今月上旬にも元横綱を傷害容疑で書類送検する見通しだ。
元横綱は10月25日夜から26日未明にかけ、鳥取市内のラウンジの個室で、貴ノ岩関に対して激高し、頭部を殴打したとされる。捜査関係者によると、元横綱は11月17日に東京・両国国技館で県警が行った聴取で、素手やカラオケのリモコンで殴ったことを認めていた。
県警は既に貴ノ岩関、同席していた横綱の白鵬関、鶴竜関らから事情を聴いている。関係者の供述では、元横綱が貴ノ岩関の態度を巡って憤り、リモコンなどで殴打した経緯などはおおむね一致したという。
県警は元横綱への再聴取で、暴行したいきさつや詳しい状況などを改めて確認し、書類送検に向けて最終的な詰めの捜査を行う。
日本相撲協会が30日に公表した危機管理委員会による調査の中間報告では、白鵬関が説教した際に貴ノ岩関がスマートフォンをいじり、元横綱が立腹して謝罪させようと殴打したなどとしている。【園部仁史】