アメリカの 先月の 消費者物価は、 ガソリン価格の 上昇などを背景に前の 月と比べて、 0.4%の 上昇と緩やかな伸びが続き、 市場では中央銀行にあたるFR…
アメリカの先月の消費者物価は、ガソリン価格の上昇などを背景に前の月と比べて、0.4%の上昇と緩やかな伸びが続き、市場では中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会が利上げに踏み切る判断を後押しする材料になると見ています。 アメリカ労働省が13日に発表した先月の消費者物価は、前の月と比べて、0.4%の上昇と市場の予想とほぼ同じ水準で、緩やかな伸びが続いています。 分野別に見ますと、ガソリンをはじめ新車や中古車、それに家賃などが値上がりした一方で、衣料品などが下落しています。 また、価格の変動が大きい食品やエネルギーを除いた消費者物価は、前の年の同じ月に比べて、1.7%の上昇となりました。 FRBは、物価の伸びがこのところはやや鈍化しているものの、将来的には上昇していくと見ていて、市場では、今回の物価の統計は、FRBが利上げに踏み切る判断を後押しする材料になると見ています。